地方の田舎の都会

日記です。雑多に書きます。昔人に伝えられなかったこととか、脳の癖を飼い慣らし、楽しくくらすために、欲しいものや素敵なものを、紹介したり買ったりします。

実家をリフォームして住み直す。

祖母と両親、私。4人で、父の実家をリフォームして住み直すことになりました。

 


現在両親は隣町の賃貸マンションを、居宅兼事務所として借り、私と祖母は母の実家で2人暮らしをしています。

 


父の実家は築35年の木造平屋建住宅。前の家屋は不遇にも火事で全焼したため、父が25歳の時に建てた家です。

 


私は、学校が隣の市にあったこともあり、ここで暮らしていたのは12歳までで、それからは誰も住んでいません。

 


リフォームをすることになり、久々に実家へと足を踏み入れましたが、床がきしんだり、天井がかびたりしていました。人の住まない家とは不思議と傷むものなんだなぁとしみじみ。よくみると色んな生き物のいたであろう形跡も。

 


家の傷み具合にも驚きましたが、それ以上におどろいたのは、膨大な不良品の数々。一時的なもったいないという気持ちのために、長い間保管されていた品々が一斉に、さらされることとなりました。

 


洋服、写真、文房具、本。古今東西から集めてきたようなモノばかり。

私の部屋はとにかく文房具でいっぱいだったので、図書館で借りてきた本も参考に、文房具から整理を始めようと思います。

レシピボックスのすすめ。①

外国には、レシピボックス、というものがあるらしい。よく作るレシピを小さめのカードに書き込み、小さい箱に保管しておくシステムのようだ。業務後、隣接している図書館へ行って借りた、ライフスタイルの棚にある本にそう書いてあった。手に取ったのは石黒智子さんの「小さな暮らし」。

 


石黒さんは、アンティークの缶を、レシピボックスとしてつかっているようだった。そしてすぐ、私もこれやってみたい・・・!とおもった。

 


私も、レシピブックに自分の得意料理を描き込んでいた時代があった。しかし実際に料理中に使用したことがないし、なかなか長続きしなかった。

 


なぜなら・・・覚えが悪い上に置き場所に困るからである。

 


砂糖小さじ2杯、みりん小さじ1杯、醤油大さじ2杯とかなると、私は砂糖を見つけたあたりで、分量と残りの材料を忘れてしまう。その度にレシピブックのあるところにもどり、該当ページから、必要な分量の記載がある箇所を目で追っかけなければならない。

 


しかも、大抵手が汚れてしまっているため、ページの端々が汚れてしまう。濡れたりもする。レシピブックは無傷では済まない。

 


そして私は、本を読む時よく、同じところを繰り返し読んでしまう。レシピの分量をはかるのにも、時間がかかってしまう。分量と材料を確認する、材料をさがす、計量スプーンを探す、分量を確認する、はかる、はかったモノをいれるものを探す、次の調味料は何か確認する、調味料を探す・・・この間にもこぼしたり、ふいたり、一苦労なのだ。

 


私は旬の食材を、調理して楽しみたい、という気持ちが強いため、その選択はできない。食いしん坊なのだ。・・・とまあ、レシピブックではこういった困難があったが、これがレシピカードになるとどうだろう。

 

レシピボックスのすすめ。 ②に続く。

ここちよいくらしのために。②

社会人になり、仕事でのミスが頻発するようになった。大学の頃の最悪の自体は、「単位を落とすこと」だったが、社会での最悪の自体はそれどころの騒ぎではない。

その意識が、仕事への緊張感を増大させ、かえって精神を追い込んでしまう。私は慌てると、なおさら仕事に集中できなくなる。慌てなければ怒られないようなことでも、あたふたしてしまって叱られる。

業務中気を張り続けていると、とてもじゃないが帰宅後、何もする気力がおきない。帰宅し、しばらく放心状態になる。そうしてお風呂に入り、上がると23:00過ぎ。

もう寝る時間になっている。こんなんじゃあとてもじゃないが、アフターファイブを楽しむことができない。趣味もない生活もままならない。髪を洗わない、夕飯を食べない日まであった。

そうしていると1年と少しして、朝、布団から起き上がれなくなってしまった。病院では適応障害の診断がおり、1ヶ月と半分、休職した。

こういうことではいけないとおもい、病院で診察を受けた。副作用の少ない薬を処方してもらい、似た脳の癖を持っている人はどんな工夫をしているか、私は図書館へ行き、本を借りて読むようになった。

ここちよいくらしのために。①

大学3年の時、2年間住んだ寮を出て、生まれて初めてのひとり暮らしをはじめた。
初めはまだよかったが、徐々に引きこもるようになり、奨学金の手続きを行うためにしぶしぶ大学へ行った時、健康支援センターでの面談を薦められた。

 

そうして大学病院で見てもらうことになり、精神科で、発達障害の傾向があると言われた。
片付けられない、時間の管理ができない、バスの停留所を間違える、忘れ物をする・・・
異様に街の雑音は大きいのに、隣で話しかけてくる人の声が聞こえない。やる気が出ない。
それまでも生活に支障があるほどの困難があったが、検査や面談を経てそれが、改めて

注意力欠陥障害(ADHDと呼ばれることもある)

という名前をつけられて、自分のもとにかえってきた。

 発達障害には、みずぼうそうやはしかのような、明確な症状はあまりない。各個人、それぞれの苦しさがある。診断があってもなくても、私の生活や気持ちが劇的に変わるものでもなかった。ちょっと片付けられない女、というだけだ。ただ、脳の癖が強いだけだ。SNSではよく、発達障害が差別的に扱われる場面にも遭遇したが、対岸の火事のように思えた。私自体は今も、発達障害の定義を疑っている。初めの頃はくすりももらったが、副作用がひどく、飲むタイミングを間違って胃痛に苦しむことも多々あった。

 

どうして、人生でいちばん自由な時間のある時代にこんなことにと、床の上をのたうち回って涙を流したこともあった。完治することはない、よりよく生きていくことしかできないのだ。足踏みしている間も、歳はとっていく。そうして私は、脳の癖を飼い慣らせないまま、社会人になった。

SNSの平和利用。

私は九州の田舎に住んでいます。

 

友人はほぼ関東に就職してしまっていて、個人的な連絡をとることはあまりありません。「最近どうしてるかな」と思って覗くのは、TwitterInstagramFacebookなどです。しかし、SNSで友人の動向を知る、というのは、割とエネルギーが要る作業なんですよね・・・・

 

インスタ映えする写真とか、ごもっともな意見とか、知的な専門用語とか、世間への提言とか悪口とか、不幸な話とか。日々色んな挑戦をする、前途洋々たる輝かしい人たちとか。

 

賢くて、うまくいっていて、華々しくて、悲しみをうまく表現できて、洗練されていて、うらやましい。悔しい。悲しい。惨めだ。そうして私は、SNS疲れをおこした。綺麗な写真と堅い言葉ばかり。もしくはスパムか自己啓発アカウント。

 


そもそも。

 


若者は野心を持ち続けなければなりませんか。

若いときの苦労は、買ってでもしなければなりませんか。人がやっていないような、斬新なものを見つけて、日々生き続けなければなりませんか。スキルを身につけなければなりませんか。自分で新しくコミュニティをつくらなければなりませんか。良く思われるために、背伸びしなければなりませんか。

 


そういう生き方ができない人は、負け組ですか?

 


どんな人がいたっていいのは分かるし、自分が周りを気にしすぎてSNS疲れを起こしてしまっているのは分かっています。今まで、私にとってSNSとはそんなものでした。要らない負の感情の要因まで運んでくる。そうして自信が無く、ないものねだりの私が生まれる。

 

せっかくなら、もっと上手につかいたいな。

そうやってSNSとの「しあわせな向き合い方」を考えていこう、と思いました。

 

もっとゆったりと、したいと思ったのです。

好きなものをたくさん見つけて、集めたり、人に教えたりして。無理なく日々を楽しめるようになったらいいな、と思いました。自分に自信をつけるためにも。

 

お手紙を書いたり、落書きをしたり、卵焼きを焦がしてわらったり。たのしいものを集めるようにしよう。そう思いました。

 

 

 

やってみたいことを書き出してみる。

高校のころ読んだ本に、こんな逸話が載っていました。

 

アメリカに、鉄鋼王と呼ばれたアンドリュー・カーネギーという人が、多忙な中、たくさんの悩みを抱え、自殺しようと思い立った時のこと。遺言を遺す段になって、カーネギーは、「実際のところ、自分はいくつ悩みを抱えているか?」が気になり、思いつく限りの悩みをすべて書き出してみます。すると、何百もあるだろうと思っていた悩みは、70個ほどであったそうです。最終的にカーネギーは、この70ほどの悩みを、「いつまでに解決できるものなのか」分類し、解決できないと判断したものは、全部ゴミ箱へ捨ててしまい、自殺を思いとどまりました。

 

…確かこんな感じの内容だったように記憶しています。

あなたを天才にするスマートノート

あなたを天才にするスマートノート

 

 高校時代に読んだ本は上リンクの本でしたが、今は電子版も出ているそうです。ご参考までに。色んなブロガーさんが紹介なさっていて、私もいくつかブログを拝読しましたが、おんなじ本なのにみなさん、感想や考えたことがそれぞれ、違いました。読書感想文って面白いですよね~(⌒∇⌒) まだ読んだことない方も、ぜひ読んでみてくださいね。

 

あなたを天才にするスマートノート・電子版プラス

あなたを天才にするスマートノート・電子版プラス

 

 

課題を可視化する、というのは自分の現状を知るためにはとても大切な作業だと思います。私は今まで、やってみたいなぁ~と瞬間的に思っては忘れ、思っては忘れしてきました。ずんの飯尾の現実逃避ギャグぐらいのノリでした。(ご存じない方は、現実逃避シリーズ、で検索してみてください笑)「あーあー全部10円で買えたらなぁ。」というくらいのもの。

 

でも今わたしは、興味があることがどのくらいあるのだろう?そのうちのどのくらいのものを、実行できるのだろう?そう思って書き出していったら、ちょっと面白いんじゃないかな…?と思ったので

①今好きなもの

②今やってみたいと思っているもの

 

を、書き出してみよう。と思います。たのしそう!単純笑それではまた。

 

 

 

 

すてきな殻をつくりたい。

社会人になって二回目の梅雨です。5月病かもしれません。

大量の残業と、毎日毎日繰り返される、先輩のパワハラに調子をわるくして、ひとつき休職しています。

 

私の職場のそばには、大型ショッピングモールがひとつ。仕事終わりに立ち寄って、買うわけでもない雑貨を眺め、適当におかずを買って帰る。ごはんを食べて寝る。今までの人生、割と順調に来ましたが、私は初めて、日々の過ごし方に疑問を感じました。安月給ですが収入はあります。しかし、砂を噛むような生活。家に帰ってもそこに癒しはありません。へとへとに疲れ果てて帰宅し、ただ眠るだけです。

 

 

転職もしたいですが、今の私には資格も社会人としての実績もありません。たとえ転職するにも、今すぐにはできない。それなら、会社での嫌なことを忘れられるような私だけの要塞が欲しい!と思いました。

 

自分のお気に入りのものしかない部屋。

使う食器、家具、雑貨、文房具を想像してみます。

ホーローのポット、大きなカフェオレボウル、ガラスペンに花瓶に、お姫様が寝るようなかわいいベッド。そんなインテリアが家にたくさんあったら、きっとより良い日常を演出してくれるだろうな。便利なもの、高級なもの、というよりは、自分の生活スタイルに馴染む、手に取っただけで、見ただけで、使っている自分・たのしく生活している自分が浮かんでくる。そういうものを吟味して少しずつ、集めていきたい。時には作ってみたり、ほかの人のレシピを真似てみたり。そうして気になるものに真っ向から向き合って、少しずつお気に入りを増やしていきたい。

 

そうして自立の準備を整えて、私は集めたお気に入りの食器や雑貨たちと連れ立って、新天地へ向かいたい。やったことないことにもたくさんチャレンジしていきたい。

 

ひとりつましく暮らす要塞を、いかに強肩かつ楽園へ仕上げるか。外に刺激を求めずに、どこまで自分で楽しめるか。キオッチョラとは、イタリア語で「かたつむり」という意味です。わけもなく明るそうなかたつむり。そんな素敵なかたつむりになれるように、素敵なものを探していきたいと思います。